2021-01-01から1年間の記事一覧

修正内容に応じたリグレッションテストの実施範囲

本記事はソフトウェアテストの小ネタアドベントカレンダー18日目の記事です。 リグレッションテストと言えば自動化ですが、様々な事情で手動のリグレッショテストが必要になる場合があります。 そこで、本記事では、修正内容に応じたリグレッションテストの…

私の仕様レビューのやり方(抽象的な観点から指摘事項を導くまでの具体例)

仕様レビュー時のプロセス、マインド、観点リストはWeb上などでも多く文献を見かけます。ただ、私の経験上、抽象的な観点リストがあっても観点から具体的な指摘事項を洗い出せるか否かは比較的属人化していました。 そこで、本記事では、いくつかの属人化し…

テスト設計時に最低限のテストケースを選ぶための工夫(テストケース削減の工夫)

私が所属する事業会社では自社サービスを運営しており、受託開発のような決められた納品日や予算(テストにかけられる工数)が殆どありません。どの程度テストを実施するかはQAエンジニア自身が最終的に意思決定をすることになります。テスト量を増やせば欠…

自動テスト(E2Eテスト)のテスト内容の選び方

自動テスト(E2Eテスト)は初期開発工数だけでなく、仕様変更に伴う修正工数が継続的に発生します。そして、闇雲に全てのテストを自動化すると自動テストの修正工数が膨大となり、やがて自動テストのメンテナンスが追いつかなくなります。そのため、自動テス…

不具合分析(テスト漏れ・欠陥流出原因の分析)のやり方、私の場合

本番障害の再発防止策が「テストが漏れたテストケースをリグレッションテストに追加して毎回確認します」となる場面を何度か見かけます。しかしながら、上記の再発防止策では欠陥流出原因(テスト漏れ)の根本原因を解決していないため、別の機能における改…

QAチームの指標としてDDP(欠陥検出率)の観測をやめた話

私が所属していたQAチームでは、過去にDDP(Defect Detection Percentage:欠陥摘出率)を観測して欠陥検出力(テストによって欠陥を検出する力)をモニタリングしていました。しかしながら、ある時DDPの観測をやめてしまいました。 本記事では、DDPの観測を…

開発チームやQAエンジニアは品質意識だけではなくビジネス的視点も持つべき

最近「開発チームも品質意識を持つべき」「開発チームに品質文化の醸成が必要」といった発言が多くみられるようになりました。 品質は確かに重要ですが、品質向上はビジネスを成功させるための手段であり目的ではありません。 本記事では、私の事業会社での…

「アジャイル開発にQAはホントに要らないのか?」私の意見

先日JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'21 Tokyoで「アジャイル開発にQAはホントに要らないのか?」という企画セッションが行われました。 本記事では、上記セッションに関連して、アジャイル開発における独立したQAチームの要否、または、開発チー…